山形で石庭波紋づくりができる寺院

山形で石庭波紋づくりができる寺院

山形県といえば現在はさくらんぼをはじめとするフルーツの名産地として知られるところですが、かつては山川草木に囲まれた自然豊かな環境のなかで己を見つめなおす、修験をはじめとする仏教信仰が盛んだった土地柄でもあります。

いまでも最上三十三観音霊場をはじめとして、当時の隆盛を伝えるさまざまな寺院が山形県内には残されています。

最上三十三観音は室町時代にはすでにはじまっていたといわれる観音霊場の巡礼コースにあたりますが、そのひとつに寒河江市の長岡観音が挙げられます。

この寺院は山深くにある山形県内の他の寺院とは異なり、寒河江の市街地に位置しているためアクセスもしやすく、全国各地から観光などで訪れる人も多くみられます。

長岡観音には五智如来や不動明王などの貴重な仏像をはじめとする文化財の数々があり、実際に訪れた人は堂内で拝観することもできるようになっていますが、それだけにととまらず、境内の石庭で波紋をつくる体験を受け付けていることも注目されます。

石庭といえば京都の禅宗寺院などでおなじみのもので、日本が世界に誇る文化のひとつといえます。

高度に抽象化された文様をひたすら眺めるだけでも心落ち着くものですが、その波紋をみずからの手でつくる体験ができるというのは、なかなか国内の寺院でも例のないことです。

観光といえば名所旧跡の数々を目で見てまわるだけというのが相場ですが、積極的に現地に赴いて日常では不可能な体験をするというのも興味深いといえるでしょう。